2023年06月09日

暑熱順化・・・!

おはようございます。

南の空に形のわからないボンヤリとした月の光が

見えている静かな朝を迎えている田川です。

施術所の温度計は19.9℃湿度63%を示しています。



暑熱.JPG



暑熱順化で熱中症を予防!!
暑熱順化(しょねつじゅんか)という言葉をご存知でしょうか。
これは、「徐々に身体を暑さに順応させること」を言います。

気温の影響を受けにくい、心臓や脳などの

身体深部の体温(深部体温)は、

人間の場合、通常37℃前後に保たれています。

身体を動かしたときに筋肉から発生する熱に加えて、

暑い時は体外からも熱が入ってきますが、

これらの熱がそのまま身体に蓄えられると、

深部体温は上昇してしまいます。

ところが、体温の上昇が続き深部体温が約40℃に達すると、

身体は疲労してしまい、動き続けることができなくなるのです。

そのため、体温が上昇すると、血流を増やして体熱を

皮膚に移行させ、体外へ放出したり、

かいた汗の気化熱で熱を放散させています。

早いタイミングで熱を放散させる機能を鍛え、

多くの汗をかけるようにし、

効率的に熱を放出させることが大切なのです。

また、暑熱順化すると汗腺の働きが良くなり、

汗と一緒に排出されるナトリウム量が減ります。

すると、たくさん汗をかいても適切な水分補給で、

体液バランスが回復しやすくなり、脱水症状や

熱中症のリスクを下げることに繋がるのです。

けれども、エアコンが効いた部屋にこもりがちだったり、

普段よりも身体を動かす機会が少なかったりすると、

十分な気温への「慣らし期間」を取れないまま、

夏を迎えてしまうことになります。

すると、気温が上昇した時に身体が暑さに順応できずに、

熱中症になる危険性が高まるのです。

では、具体的には何をすれば、暑熱順化ができるのでしょうか。
今の時期から簡単にできるポイントは4つあります。
 @外の暑さに慣れる
 A有酸素運動をする
 B湯船につかる
 Cクーラーに頼らない生活を心がける

その他にも、3食きちんと食べる、喉が乾いていなくても

水分を摂取する、暑さに耐えられると思っても、

なるべく涼しい場所を選ぶ、水分やミネラル補給のために、

経口補水液を常備しておく、なども熱中症の予防に効果的です。
 
一度暑熱順化しても、こうした対応をやめると、

身体も元に戻ってしまいます。
そのため、夏場だけでなく、

普段から汗をかく環境を作ることが重要です。

この先に始まる本格的な暑さで、熱中症をはじめとする

体調不良を起こさないために、毎日少しずつ

気温に身体を慣らす環境を作っていきましょう。



夏の暑さに対応したからだと笑顔で

今日も一日顏晴ります!



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☆からだ回復センター 田川

☆代表 大久保 礼賢

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posted by hiro at 05:06| 福岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする