少しの雲の隙間から多くの星が光を放ち
真上には半分の月が光を射している田川の朝です。
施術所の温度計は26.5℃湿度66%を示しています。
我が家の周りでは朝晩「秋虫」の鳴声が
サラウンドで聞こえて来てます。
まだ日中の気温が高い時期であっても、
夜になりどこからか虫の鳴き声が聴こえてくると、
「あ、秋だなあ」と思う人は多いのではないでしょうか。
童謡の「虫のこえ」は、
今でも子どもたちが幼稚園や小学校で歌う歌のひとつ。ホ
ームセンターやペットショップでは鈴虫が販売されている
売り場を見かけることもあります。
日本では秋の虫の音=秋の風情。しかし、
虫の音で秋を感じるのは、日本ならではの風習なのです。
秋を知らせる虫の音
「あれマツムシがないている チンチロチンチロチンチロリン」。
童謡「虫のこえ」は、歌詞があやふやであっても、メロディー
だけはアカペラで口ずさめる方が多いのではないでしょうか。
歌詞に出てくる虫を実際に知っている人は
多くないかもしれません。
実際の鳴き声と虫の名前が一致する人も
それほど多くはないでしょう。
しかし、夕方以降に聴こえてくる虫の音は、
私たちに秋を感じさせる存在です。
日本では昔から "虫の音" を愛でていた
日本人が "虫の音" を愛でて秋を感じるようになったのは、
かなり昔からのこと。
平安時代には、すでに虫の音を愛でる風習が
あったことが記録として残されています。
鳴く虫をカゴに入れて鳴き声を楽しむことが、
貴族の間で流行していたのだそうです。
清少納言の「枕草子」のなかには、
「すずむし、松虫、 きりぎりす、はたおり」が登場していますし、
紫式部の「源氏物語」のなかにも、
スズムシやマツムシが描かれています。
同様の風習は中国にもあり、古くは唐の時代には
虫の音を愛でる風習があったとされています。
また、こうした風習は、現代の中国でも残っているのだそうですよ。
秋虫達の鳴声に負けない爽やかな笑顔で
今日も一日顏晴ります!
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